篳篥

篳篥、蘆舌とお茶

篳篥とお茶の関係

篳篥を演奏するには、まず蘆舌(ろぜつ)と呼ばれるリードをお茶などの熱い液体につけて、よい加減に開かせるという手順が必要です。

ひらいた舌ひらいた蘆舌

よい加減に開かせるのもワザがありまして、新しいリードは勢いよく開くので、ぬるめのお茶にして、古いリードはなかなか開かないので、熱いお茶で・・と温度を加減いてあげなければいけません。

お茶で蘆舌が強くなる!?

お茶に浸すことによって、その性質が強いものになっていくというのが定説ですが、私は眉唾だと思っていて、蘆舌は、

ふやかして開いて、また乾燥して~・・

の繰り返しで繊維が浮いて、それを丁寧に削いで・・を何回も経て、成長していくものと思っております。

あついお茶を持ち運ぶには・・

篳篥の友(?)、サーモボトル!

お茶は、奈良・平安時代に、遣唐使や留学僧によってもたらされた

平安初期(815年)の『日本後記』には、「嵯峨天皇に大僧都(だいそうず)永忠が近江の梵釈寺において茶を煎じて奉った」と記述されています。これが、わが国における日本茶の喫茶に関する最初の記述といわれています。お茶は非常に貴重で、僧侶や貴族階級などの限られた人々だけが口にするものだったようです。

そもそも、お茶はきれいな水を飲めない国々がいかにごまかして飲むかというものであり、日本ではあまり必要でない為、舶来した当初は贅沢な嗜好品であり、それに含まれるカフェインの覚醒作用があることから、修行僧がもちいたものであったようです。

熱いお茶はアブナイ・・?

お茶を純粋に飲み物としていただくときに、熱いお茶は要注意・・??

こんな研究があったようです・・


ま、あまり気にしないのがイチバン・・かな?

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