篳篥

『越殿楽』篳篥の唱歌を覚える

雅楽は唱歌で会得する

雅楽を始めようと思って入門し、とりあえず三管(龍笛・篳篥・鳳笙)のどれかを選んだら、さっそく楽器の練習を・・といきたいところですが、まずは唱歌(しょうが・しょうか)で楽器の旋律・拍子を歌いこむことによって覚え、その後で楽器の習得をしていきます。

現在は便利な譜面が市販されていますが、昔は先生から唱歌を教えてもらい、覚え、それを自分で忘れないよう、備忘録を作成していたようです。

唱歌の拍子と歌い方

『越殿楽』は四拍子になりますので、膝(もも)の上部を2回、側面を2回・・と手で打って拍子をとりながら歌っていきます。

雅楽の拍子の特徴は、2拍(上部)から2拍(側面)を打つときに拍子が緩むことで、洋楽のように常に一定のリズムではないということです。

慣れてくるとちょこちょこと小さく打ったりしている人を見受けますが、大き目に手を動かすことを心掛けて歌ってみましょう。

ちなみに音程は、こちらでご確認ください。

歌っていて音程がわからなくなったら、調子笛や、チューナー(基本ピッチはA=430Hzに設定!)などで確認するとよいでしょう。

created by Rinker
¥2,750
(2025/02/11 23:06:33時点 楽天市場調べ-詳細)

唱歌と実際の演奏は一緒ではない?

龍笛・鳳笙に関しては、実際の楽器の演奏に一致しないところが結構あるのですが、篳篥に関しては、完全に一致します。

実際に演奏してみたしたので、唱歌と同じか聴き比べてみてください。

唱歌で完全に音程・拍子を覚え、その後で楽器の習得に進みましょう!

本当は、雅楽の基本である『五常楽』から覚えるとよいのですが、『越殿楽』は覚えやすい旋律ですし、三行しかないので、ぜひ挑戦してください。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です