雅楽

雅楽の名曲?『越殿楽』について

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現代、雅楽でもっとも有名な曲になった『越殿楽』(えてんらく)

『越殿楽』は『越天楽』ともいい、現代においては最も親しまれている雅楽の曲・・
というか、「雅楽」というとこの曲しか思い浮かばないカンジになっております。

雅楽の曲は目的の曲を演奏する前に、その調子を表す「音取」(ねとり)という短い曲を演奏して、その場の雰囲気を整えてから演奏します。

したがって、下の演奏では「平調」(ひょうじょう)の曲を演奏するので、『平調音取』を演奏してから当曲(とうきょく・演奏したい曲)である『越殿楽』を奏しています。

細かくチャプターを打ってありますので、ご活用ください。

『越殿楽』三調

『越殿楽』には上で演奏している
・「平調」E(ミ)音を主音にする調子
・「盤渉調」(ばんしきちょう)B(シ)音を主音にする調子
・「黄鐘調」(おうしきちょう)A(ラ)音を主音にする調子
があります。
しかし、雅楽の曲は転調するとメロディまで調子に合わせて変化するので、まったく違う曲になってしまいます。
また機会がありましたら収録したいと思います。

『越殿楽』は特殊な曲?

『越殿楽』は現代においては最も親しまれている曲ですが、下の譜面での1・2行目まではほかの雅楽の曲にはない民謡調のメロディーなのですが、3行目は一転して一般的な雅楽の旋律になります。

ですので、昔からあった民謡のメロディーに雅楽の旋律を付け足して格調高くしたものが、現代に伝わっている『平調越殿楽』なのだと個人的には考えています。
雅楽の習いはじめには、どうしてもなじんでいるメロディなのでとっかかりとして『越殿楽』から始めますが、特殊なメロディーで構成されているので、結構難しい曲だと思います。

ちなみに、他の2調子は最初から最後まで純正雅楽調です。昔からどの調子が原曲か?ということで論争があるようですが、私はやはり特徴的な平調が原曲だと思っています。

越殿楽譜面

平調 越殿楽三管譜面

 

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