蘆舌の制作・調整に使っている小刀を砥ぎに出してみました。
いつも蘆舌の調整に使う小刀は自分で砥いでいるのですが、あまりにヘタクソでだんだん切れ味が落ちていくので、プロに砥いでいただくことにしました。
石川砥ぎ屋 ホームページ→ https://ishikawa-togiya.jimdofree.com/
近堂龍一郎という方が石川県のスーパーなどを巡回して店頭で砥いでいるのですが、なんでも、なんとか感じがつかめるまで7年ほどかかったとのことで、やはり大変奥の深いものだと感じ入りました。
自分で砥ぐ際は中砥石→仕上砥石で砥いでいくのですが、人口砥石ではピカピカになっていたのですが、近堂さんはこだわりで(刃物の質により)天然砥石で鈍い仕上がりにしてみたとのことで・・
さっそく試しに鉛筆を削ってみましたが、滑らかな切れ味で、流石プロの技・・!
このまま使ってゆくのがもったいないです。自分が砥ぎなおしたら、なお切れ味が落ちるのは火をみるより明らかなので・・((+_+))
早速、蘆舌の調整に使ってみましたが、調整にはご覧のように刀を垂直に立てて使うため、すぐに刃がダメになってしまいそうです。
垂直に立ててつかうよう、もっと肉厚の刀を追加で新調したほうがよいのか思案のしどころです・・
本来は刃物も切る素材に応じて角度などの調整をしてゆくので、次回は蘆を持っていって、使用法を説明して、適した砥ぎを実施してもらうよう依頼してみます。