蘆舌の調整
蘆舌の調整は微妙であり、また個人によっていろいろな方法があります。 注意!
ここに掲載するのはあくまで私の方法ですので、あくまでご参考までに・・
蘆舌は購入してもそのままでは鳴りません。個人に合わせて調整する必要があります。
ここではある程度削ってある蘆舌の調整です。
私の使用する道具
私が普段使用するあったら便利と思われる道具です。
ロウソク | ツメやすり | 切り出し刀 | 指センサー |
指 | |||
木製のろうそくです。 先端に舌を差込んで使うと安定します。 |
やすりとして使用するには古儀にのっとり木賊(とくさ)やサンドペーパーも良いですが、携帯に便利なので、最近はもっぱらコレを使用しています。 薬局にあります。 |
本物のナイフが欲しいと思い、近所の金物屋に行ったら本物の切り出し刀はハガネのみで、砥いでから使用するとのこと。zz どなたか研ぎ方教えてください!! |
人間の指は高度なセンサーが組み込まれています。 タダですので活用しましょう! |
調整は時間をかけてあせらず、数ヶ月かけてゆっくりやりましょう。お茶につけて乾かすということをくりかえし、また吹いて振動させるうちに肉が沈んで繊維が浮いてきます。
なんといっても厚いものは薄くできますが、私の知る限り薄いもんは厚くできません。(^_^.)
調整にナイフを使うときはこのように垂直に立ててこするようにすると細かく削れます。
ただ、ナイフにはダメージが大きいような・・・(ーー;)
ナイフだけで削っていると段ができる場合があるので、やすりで補正しながら進めます。
くれぐれもあせりは禁物です!気長に育てましょう!
調整箇所
セメ止めより上 | まず音が鳴るように均一に削ります。
先端にいくにしたがって薄くなるように削りましょう。 |
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サイド | サイドは中央の芯をのこすように徐々に薄く調整します。
サイドの割れが気になりますが、私は離れてしまっていなければ良しとしています。 |
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胴 | 胴もあまり硬いと鳴らないような気がします。 適度に調整します。 |
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胴のサイド | 胴の横も適度に薄くすると鳴るような感じがします。 | |
セメ止めについて | セメ止めは付ける派と付けない派があるような・・・ 長く吹いているとセメが胴のほうに寄っていくことがあるので、私はつけますが、吹き込んでいくと振動でセメの当たっている所が削れてなじんでいくので、いろいろトライしてみてください。ただ、セメ止めはあまり深くえぐると音程が安定しないような傾向があります。 |